学園長ブログ
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柳沢 怜くんの作文から 1
2013.06.02
今日もLCA国際小学校の3年生が書いた作文を紹介しながら、「見たこと作文」の書き方を説明します。
柳沢 怜(れん)くんの作文パート1
お父さんと黒い250ccのスクーターにのって、ツーリングに行った。
どこに行くかは秘密だ。パパの背中がでっかく見えた。ぼくは、パパの服のポケットに手を入れて中のかわをつかんでいた。
風で緑の葉っぱがひらひら落ちて来た。だんだん森が近づいてきた。クリスマスツリーを大きくしたような木がたくさん見えてきた。道のよこがわやカーブのところは土とか、石でおおわれていた。風が顔に当たって、ひっくりかえりそうな強さだった。うでの毛が風で立っているような気持ちよさだった。
『評』
この作文も書き出しが魅力的ですね。「どこに行くかは秘密だ」と書かれると、知りたくなりますね。「バイクに乗って何が見えたの?」と聞くと「パパの背中がでっかく見えた」と答えがかえってきます。
「そのままじゃ落ちちゃうよね。どうやって乗っていたの?」「パパの服のポケット・・・」となります。
聞き手が頭に絵を書けるようになるまで聞いていくことが大切です。実際に絵を描いて「こんな感じ?」と確かめることも。イメージが浮かぶかどうかがポイントです。
「うでの毛が風で立っているような気持ちよさだった」も個性的で素敵な表現だとおもいませんか。
体で感じたことを聞いた時にでてきました。
「見たこと」は五感の代表として使っているので、聞いたことや音、匂い、肌で感じたこと、触った感じなんでもOKです。
次回パート2につづく