学園長ブログ
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卒業生への祝辞として!
LCA国際小学校の卒業式でした。以下は私からの祝辞の要旨です。
卒業生のみなさん、保護者の皆さま、ご卒業おめでとうございます。
今日卒業する子どもたちは、LCAがまだ無認可の時に入学した子どもたちです。実績もまだ示せない時に、入学を決心していただき、6年という長い間信頼し続けて頂いた保護者の皆さまにまず感謝いたします。本当にありがとうございました。
卒業生の皆さん、君たちは本当によくがんばりました。LCA国際小学校は、普通に考えれば不可能なことを実践している学校です。
3年生までは国語以外の教科をすべて英語で習いました。4年生からは国語に加え、算数・社会・理科を日本語で習うようになりましたが、それでも授業の半分以上は英語で習いました。そんな君たちに、中学受験に合格するレベルの日本人としての学力も要求しました。それも、塾に通わずに、習い事などを辞めずに。
君たちは見事にそれをやり遂げました。この事を忘れずにいてください。一見不可能と思える事でもやればできるのです。君たちはその事を体験として知ったのです。これからの世の中は、同時に相反することをやってのでるような人間が必要なのです。君たちはそれが出来た、これからも出来るということを忘れないでいてください。
二つ目に伝えたいことは、LCA国際小学校は「他人の話を聴くこと」をとても大切にしている学校で、君たちはその中で6年間過ごしたということです。職員室でも、事務室でも1対1で長い時間、話をしている姿をよく見かけました。
今までは対立や競争の世の中でしたが、繋がりが大切な世の中に変わりつつあります。お互いが相手の話を聴き、気持ちを理解する。本音ですっきりするまで話をし、解決すること、どちらが正しいとか間違っているではなく、お互いがすっきりするまで話すことが大切なのです。どれだけ深く、広く繋がりを持てたかが、その人の幸せと大きく関わってきます。
最後に、これは卒業アルバムに書いたことですが、「本気でやったことだけが、その人の力になる」ということです。本気で、夢中でやれることを探して、本物の力をつけて欲しいと思います。
以上、私が最後に伝える言葉です。またいつか、大きく成長した君たちに会える日を楽しみにしています。