学園長ブログ
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「子ども学」は母親講座にぴったり
2013.01.30
相模女子大学で「子ども学入門」という講義を担当している。講義をしていて思うのは、講義の内容は「母親講座」にぴったりだということだ。受精してからの胎児の育ち方、母親の食べたものの影響や、タバコやお酒がどう胎児に影響するか、胎児にも音は聞こえていること。生まれてきてからは、体と脳の発達の仕方、初めての寝返りや初めての歩行の感動的な映像。発達心理学や脳科学の立場から子どもの育て方を考察したりもする。もっとも大切なのは子どもとのコミュニケーションの取り方。子どもとの接し方で、子どもの生き方に大きな影響を与える。どの内容も母親になる女性には是非知っておいて欲しいことばかりだ。講義を受けた学生の中には、今まで子どもを持つ気はなかったが、講義を聞いて子どもを産んでみたくなったとか、改めて自分を育ててくれた親に感謝したいという感想があった。どうやら少子化対策にもなっているようである。