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学園長ブログ

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生後1歳までの成長から(言語の発達)

2012.02.25

NHKスペシャルで「赤ちゃん 成長の不思議な道のり」という番組があった。2006年に放送され、DVDにもなっている。今回はその内容から少し書いてみよう。

赤ちゃんはどんな環境にも適応できるように、能力を備えて生まれてくる。たとえば、言葉であればどの国の言葉であっても、その発音の違いを聞きわけることができる能力を持って生まれてくる。しかし、使われない能力は失われていく。脳の中で神経細胞同士の情報伝達を担うシナプスで説明すると、赤ちゃんの脳のシナプスは生後8カ月ぐらいがピークであって、その後減少するのだという。使われないシナプスはなくなっていき、必要なシナプスが新たに出来てくる。本当に必要なシナプスを発達させるために、使わないシナプスは邪魔になるからだという。シナプスは使えば使うほどその数も増えるのかと思いがちだが、実はそうではないのだ。
言語の発達でもう一つ興味深かったことは、生後5カ月の子どもにDVD母国語以外の言葉で人形を使って楽しく言葉を教え、その後、まったくその経験をしなかった赤ちゃんとの言語理解を調べたところ、予想に反して両者に違いはなかったという。この実験をDVDではなく実際に女性が赤ちゃんに対してDVDと同じ内容のことをしたところ、言語を吸収していたという。
近頃は、ビデオやDVDなどで教育番組を見せ、教育したつもりになっている保護者の方にはぜひ知っていただきたいことだと思う。