著者の黒川伊保子さんは人工知能が専門です。

著者はこの本を「人類の男たちに贈る、女の機嫌の直し方の教科書」と言っています。男性がこの本を手に取って読むかどうか微妙な感じはしますが、是非読んで欲しい一冊です。

　LCAでは「正しい・間違っているではなく、気持ちを大切にしたコミュニケーション」を大切にしていますが、この本の言わんとすることも正に同じです。

　例えば「今日は子どものことで、他のお母さま方から非難されて大変だったの」と言われた時に「こうするべきだったんじゃないの」「それはダメだろう」とアドバイスをしたり判断をしたりしていないでしょうか。それは女性の最も嫌がることです。女性はアドバイスが欲しいわけではなく、共感して欲しいのです。「それは大変だったね」と。

　これは対女性だけではなく実はどのような相手に対しても言えることですね。

　レクチャーでこの本の話をすると「ぜひ主人に読んで欲しい」と言う声をたくさん聴きます。奥様から「あなたこの本読んで！」と渡されるとその時点で反発しそうなので、私からおすすめします。

　ぜひ読んで実践してみてください。奥様の機嫌がよくなれば、ご自身も気分よく過ごせるのではないですか。