夢と目標

2020年1月　学園長アッセンブリー

今年最初のアッセンブリーですので、それにふさわしいお話をしようと思います。

日本では、1月は新しい年の始まり、4月は新しい学年の始まりがあり、年に2回、自分の夢や目標を考える機会があります。1月は是非、自分の人生の夢や目標を考えて欲しいと思います。

では、夢と目標は何が違うでしょうか。

夢は、自分のなりたいもの、叶えたい事を、実現できるかどうかは考えずに願うことです。皆さんには周りの人が無理なんじゃないかと思うくらい、大きな夢を持ってほしいと思っています。本当に自分はどうなりたいのかを一番に考えましょう。

一方目標は、何かを実行し、達成するものです。

私の夢の話をすると、以前は学校を創ることが夢でした。自分の一生をかけて学校を創りたいと思っていたのですが、幸いにもLCAを創ることができてしまったので、次の夢を考えてみました。

今は、英語と芸術の街を創ることが夢です。

10年前にこの夢を考えてから、いろんな人にこの話をしています。そして今は、それが実現できるだろうと思っています。

夢について、できるかどうかは気にせずに考えてみる。次にそれを実現するために、目標を決めていきましょう。まず、今年の目標をたてる。そして3年後、5年後、10年後どうなっていたいかを考えていくと、夢の実現に近づくことができます。

LCAは、夢を持てる子供たちを育てたいと思いできた学校です。だから、皆さんにも実現できるかどうかなんて考えずに、大きな夢をもって欲しいと思っています。

その夢を実現させるために、もう一つ重要なことがあります。

それは、人としても成長しなくてはいけない、ということです。

自分の夢に賛同してくれる人、夢に共感してくれる人、夢を一緒にかなえようとしてくれる人、そういう人たちが周りにたくさんいると、夢はかないやすくなります。だから、自分自身が周りの人にそう思ってもらえるような人にならないといけないのです。

では、人として成長するとはどうしたらいいのでしょうか。

実はそんなには難しくないのです。

例えば、

【笑顔でいる。あいさつをする】

いつもニコニコとしている人の周りにはたくさんの人が集まります。一緒にいると幸せな気分になるからです。笑顔であいさつをしてみましょう。きっと周りは変わりますよ。

【悪口を言わない】

いつもお話していますが、悪口を言うと、すべて自分に返ってきます。

【ありがとう。感謝しています。を言う。】

【自分の本当の気持ちを言う】

無理して良い子になるのではなく、本当の気持ちを相手に伝えましょう。相手もきっと本当の気持ちを話してくれるようになり、本当のお友達ができます。

【人の話を聞く。相手の気持ちを受けとめる。】

これらのことを夢を持ちながら一緒にできるようになると、夢はかなうようになります。

夢は、一人ではなかなかかなえることは難しいのです。

だから、皆さんの夢が実現に近づくために、ぜひこのようなことを今年の目標にひとつ加えてほしいなと思います。

皆さんが大きな夢を持った、周りから愛される人になってほしい、そう思っています。