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学園長ブログ

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「気持ちを伝える」

2016.11.14

 

今日は「気持ちを伝える」というテーマでお話しします。

皆さんは日々、「幸せ」「嫌」「悔しい」などいろんな気持ちになると思います。「幸せ」という気持ちは言いやすくても「嫌だ」「悔しい」という気持ちは言いにくい時がありますね。そんな気持ちを我慢していませんか?

この「嫌だ」「悔しい」という気持ちを我慢してしまうと、いつまでも自分の中に残ってしまいます。この気持ちは自分から出した方がよく、自分の声に出して言うとスッキリします。

でも「声に出して言うこと」はとても難しいですよね。気持ちを言うと相手が怒ってしまうのでは?嫌われてしまうのでは?と怖くなってしまいますよね。

LCA国際小学校では、「気持ちを伝える」ことを大切にしています。どちらが良い悪いということではなく、相手に気持ちを伝えることが大事なのです。

気持ちをぶつけられた相手は、「嫌だったんだ」「悔しかったんだ」ということが分かればよいのです。自分が悪かったとか、何か変わらなければならないなどと思う必要はありません。

この気持ちを伝える方法にはコツがあります。

言いにくいことはまず「声に出さないで心の中で言ってみる」。次に「口だけ動かして言ってみる」ことです。この時点で脳は「言えた!」と思い、気持ちを言いやすくなります。

「内緒話のような小さい声で言ってみる」「ボリュームを1あげて言ってみる」というようにだんだん大きな声を出すようにすると、相手の前でもはっきり言えるようになります。

自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを分かれば、それで終わりです。先生はその後に「握手しましょう」などという必要はないですね。その後は皆さんで考えて行動してください。

自分の本当の気持ちを言えないと、本当の友人を作ることはできません。LCAの先生は皆さんが本当の気持ちを言えるようにサポートします。どうしても言えない時は相談できる先生を見つけて下さい。

本当の気持ちを伝えることができ、相手のことが分かる。そして本当の友人を作ることができる。皆さんにはそんな人になって欲しいと思います。
2016年11月 学園長アセンブリーより