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学園長ブログ

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「見たこと作文」と「ゲームが脳へ及ぼす影響」

2016.10.07

今日は2つお話しします。

まずは「見たこと作文」に新しく登場した「見たことパレット」について話します。

 

 

以前はマインドマップと呼んでいた図に新しい要素を入れて、「見たことパレット」としてリニューアルしました。このパレットは、見たことを書いて作文をつくる元となるものです。

左側にある3つの四角の枠は、何の出来事について書くかを羅列して選ぶための枠です。その出来事から好きなものを選んで、右側の丸い枠に出来事で自分が見たことを書いていきます。

次に、丸の上の何番目という枠には見たことの順番を書きます。その下の場面という枠には、出来事の場面の見たことを書きます。キャンプで例えると、釣りをした場面、テントを立てた場面、夜の星空を見た場面などが当たります。

この見たことパレットなど、見たこと作文ついてまとめた「親子でつくる見たこと作文」を新しく作りました。図書館に2冊置いてあるので、手に取って読んでくださいね。

次に「ゲームやスマートフォンが脳に与える影響」についてお話しします。

人間の脳には、考えたり、ものを作り出すなど動物にはない人だけにある機能を持つ「前頭葉」という器官がおでこの裏にあります。

この前頭葉が1日1時間以上ゲームをすると壊れてしまうという学者の研究が発表されています。

前頭葉は、「考える・覚える・アイデアを生み出す・状況を判断する・感情をコントロールする」などの機能を持っており、ここが壊れてしまうと感情がコントロールできなくなって暴れてしまう場合もあります。

このお話は10月18日に行うエデュケーショナルレクチャーで皆さんのご両親にも伝えます。だからお家でのゲームとの付き合い方を考えてください。小学生の時はゲームをしないことが一番いい。1時間以上ゲームするのは危険です。

また平日にスマホやタブレットをやる人は、使用時間が長くなればなるほど成績が落ちてしまうことが統計調査でわかっています。また、勉強の時間を増やしてもスマホやタブレットをやっていると、全く勉強していない人と同じ成績になることもわかっています。つまり勉強していることが身につかなくなってしまうのです。これは怖いことです。

このことを家族やクラスの皆さんと話してみてください。そして自分たちでルールを決めてください。

学校でもルールを決めたいと思いますが、まずは皆さんの意見を聞きたいと考えています。

2016年10月 学園長アセンブリーより