相模女子大学で「子ども学入門」の講義をした際に、拙著「子育ての詩」を紹介し解説したが、1番心に響いた詩は「ダメな子」という詩で、2番目は「隠さなくてもいい」だった。

隠さなくてもいい

「何で隠しながら絵を描くの？

何で隠しながら答えを書くの？

間違えてはいけないと

言われ続けて育ったの？

正しいとか　間違いだとか

上手いとか下手とか

気にし続けて育ったの？

あなたは自信を持って

あなたであればいい

全力で今を楽しめばそれでいい

誰もそれ以上のことは

できないのだから」

同じような経験をした人が多いのですね。

私はクラスに入った時に子どもたちにこう伝えます。

「誰もが安心して発言できるクラスにしよう。せっかく勇気を出して発言したのに、笑われたり、冷やかされたりするのは厭だよね。安心できる場所、安心して過ごせるクラスにしよう」と。