学園長ブログ
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震災の流木からできたバイオリン
2012.11.08
バイオリンドクターの肩書を持つ中澤宗幸という方がいらっしゃる。
「千の音色でつなぐ絆」プロジェクトのもと、東日本大震災の被災地の流木を材料にバイオリンを製作しているという。
きっかけは欧州で修業中に聞いた「森にいた時は木陰で小鳥たちを憩わせ、今はバイオリンとなって人々を憩わせている」というような言葉だったそうだ。その言葉が今「みな瓦礫、瓦礫というが、本当は思い出や歴史の山ではないか。森の木のように流木もバイオリンとなって人々を慰め、力を与えることができるのではないか」という思いになった。
妻でありバイオリニストのきみ子さんが弾いてみると、大津波を耐え抜いた木だからこその不思議な音色を奏でたという。
様々な人が、それぞれの立場でできることをする、素晴らしい話だと思った
(産経新聞の記事を読んで・・・)