学園長ブログ
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電動アシスト自転車
2011.12.14
今年は紅葉の時期が遅く、どの寺も紅葉が始まったばかりだったが、自転車の快適さがその穴を埋めてくれた。紅葉の時期の京都は車の渋滞がひどいので、ホテルで貸していた電動アシスト自転車を借りて京都の寺を回った。
帰って来て、さっそく電動アシスト自転車を買った。最初の休日は森のピザ屋「ドリームファーム」まで2時間かけてピザを食べに行った。今までは上り坂が恐ろしく自転車で行こうとは思わない場所だった。電気の力を借りてもやっと辿り着いたという感じだったが、ピザを頬張る自分が誇らしかった。
次の週は越して来て1年少し経った相模川近くの家の周りを散策した。今まで知らなかった世界がそこにはあった。河原でラジコンのヘリコプターを飛ばす人、フナ釣りをしている人、それぞれの楽しみがそこにあった。家は平均して面積が大きく、人々がゆったりと豊かにくらしているように感じた。
翌日は車で自転車を都内に運び、皇居の近くを走った。(さすがに平坦なところなので電動自転車は持っていかなかったが・・・)皇居の内堀通りでは歩行者天国ならぬ、「自転車天国」を実施していた。片側3車線4車線の道路を通行止めにして自転車に解放しているのだ。車を気にせずに高層ビルと皇居付近の紅葉を楽しみながら走れるのは、快適であった。皇居の周りを色とりどりのウエアーで走るランナー、散歩を楽しむ人、家族で自転車に乗る人と、さまざまな休日がそこにはあった。
これらの経験は、すべて京都で電動自転車を借りてみようという思いから始まっていると思うと人生の面白さを感じる。ちょっとした決心でどんどん変化していく人生。思うことと実行することで人生はできているのだと改めて実感する。