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学園長ブログ

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「英語村」視察

2011.10.28

森を背景にモダンな大学の校舎のような建物が目に入った。遠くにはペンションのような宿舎が並ぶ。サッカーコートやスイミングプールもあった。これが、韓国が国を挙げて取り組んでいる「英語村」の外観だった。
建物の中に入ると、郵便局のブース、空港のブース、グローサリーストアーのブースと40以上のブースがある。英会話のテキストがそのままブースになっていて、ここでネイティブの教師が指導し、実際の英語の会話を身につけられるようになっている。
学校が児童を連れてきて利用するほか、週末は個人的にも利用できるようになっていた。
私も英会話スクールを経営していたころ、同じく「英語村」と銘打ってイベントを企画していた。教科書で学ぶだけでは物足りず、実際に使う場面を作りたかったからだ。もちろん個人のスクールだったので、イベントとして年に1~2回行っていただけだった。それを韓国は国がお金をかけて施設を作って、民間が運営する形で実現している。
日本ではやっと今年度から小学校で年に35コマの英語の授業がはじまったばかりだ。内容も国際理解であって英語を学習する形にはなっていない。
日本が今の韓国のレベルで英語教育に取り組める日がくるまでにはまだまだ相当な時間がかかるのだろうと思ってしまう。