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学園長ブログ

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リーダーを育てる

2011.08.20

リーダーの人間性と精神状態が組織の雰囲気に大きな影響を与えるのだと、PK戦の前に見せた監督の笑顔を見てそう思った。ナデシコジャパン優勝の話である。私はその目に見えない力を雰囲気とかオーラとかいう言葉を使って表現していたが、医者となると表現が異なってくる。順天堂大の小林弘幸教授は週刊AERAの記事の中で「自立神経のバランスが高い人が一人いれば、組織全体のパフォーマンスが高くなる」と、ナデシコジャパンの佐々木監督を評している。自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが大切だという。落ち着いた状態でないと副交感神経が働きにくいのだ。どんな状況でもそのバランスをとれるリーダーが良いチーム、良い組織を作れるというのだ。
ではどうすれば副交感神経が働くような精神状態にできるのか。その人の人がらや考え方も大きく影響するだろうが、幸福感をどれだけ感じる生活をしているかも大切だろう。佐々木監督にはそれを感じる。また、呼吸法など精神を安定させるスキルも必要なように思う。
これらはチームや組織のリーダーを考える時だけでなく、教育を考える時にもどうしても考えていかなければならないことでもあるのだ。
前出の小林教授は「できるだけ気持ちよく過ごせる人と一緒にいることを心がけると、自律神経は整いやすくなります」とも言っていたのが心に残った。