以前、「夢をかなえるゾウ」という本に出合って、面白くて一気に読んだことを思い出した。この本も読みだしたら止まらなかった。

　優秀な猟犬だったジョンが、獲物の狼ダルシャの死に際に「ご主人さまが撃った獲物のいのちを奪い、くわえて帰るのが仕事だろう？」「それは、ほんとうのおまえさんなのかい？」と問われたのをきっかけに、気づいてしまうのだった、今までの生き方のあいまいさに、そして本当に生きるとはどういうことかを考え探し始める。

　様々な動物に出合い、まぼろしの地「ハイランド」へ行こうとするジョン。

　この本はスピリチャル系の本に書いてあることが、動物を主人公にしたストーリーに仕立て上げた作品だ。

　楽しく読みながら、生きることの意味を考えるよいきっかけになる本だ。