学園長ブログ
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平等ということ
2022.02.28
平等ということ
日本の多くの学校で、皆が同じことをすることが平等と考えられているのではないでしょうか。一人の子に何か他の子と違ったことをすると、すぐ「ずるい」と言ってくる子がでてきます。もしかしたら保護者からも同じような意見がでてくるかもしれません。
先日1年生の2人に姿勢を良くするためのクッションを使わせました。二人だけに。やはり「ずるい」と言ってきた子がいました。その子もたくさん特別なことをしてもらっている子です。
一つみんなが交代で使えるクッションを用意していたのですが、それを自分が使いたいと言ってきかないのです。
「LCAではみんなが特別だと思っているよ。それぞれの子に一番必要なことをするんだよ。君もしてもらっているでしょ」
「でも誰からもズルいって言われない」
「それはみんながすばらしいんだよ」
「どうしたらいいと思う?」
少し考えて
「話し合ってみる」と言ってその場をさりました。
クッションを特定の子だけに渡したことで、確かに少し言い合いはありました。皆に同じことだけしていれば、起こることの無い言い合いです。でもその分なんの学びにもなりません。
私は今回LCAの平等の考え方を伝える良い機会になったと思っています。
LCAでは一人ひとり皆が特別です。今、この子にはこれが必要だと思うことを出来る学校でありたいと思います。