学園長ブログ
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「アナザー・ラウンド」という映画を観て!
2021.09.22
「アナザー・ラウンド」という映画を観た。
ノルウェーの哲学者の「人間の血中アルコール濃度は常に0.05%を保つのが理想」という仮説を論文化するために冴えない高校教師4人が仕事中にも酒を飲み仮説を実証する実験を繰り返すという話だ。
血中アルコール濃度を0.05パーセントに保てていた時は、気持ちが明るくなり、楽しくなり、前向きになれた。今までつまらなかった授業も楽しい授業になり生徒からの評価も上がった。また倦怠期だった夫婦の関係も改善された。
しかしそれは0.05%を保つことが出来た段階での話である。すぐにコントロールできなくなり飲み過ぎ学校での評価も下がり、夫婦関係は破綻する。
自分自身を考えると、私は「しらふ」でこの映画の登場人物の0.05%の状態と同じように、幸福感があり人前でピアノを弾く時以外はあまり緊張もせず、前向きだ。多くの人は「しらふ」では楽しく前向きな状態ではないのかと驚いた。
幸福度の高い国デンマークの映画だが、この映画の映像は終始暗かった。デンマークでは多くの国民がそうとうな量の酒を飲むというのも意外だった。
「アナザー・ラウンド」原題は「DRUNK」。