学園長ブログ
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感じて行動する~寄付活動を通して~
感じて行動する~寄付活動を通して~
2019年12月 学園長アッセンブリー
今日は新しく出来た学園長賞の初めての表彰をしたいと思います。
今回表彰されるお友達は、廊下に並んでいる落としものが処分されてしまうのをもったいないと思ったことから、それをどこかに寄付をしようと考え、最後まで頑張った6年生の5人です。
どのような活動をしたか簡単に説明すると、学校で落としものが並べてありますが、その中にはまだ着られる洋服や使えるものがたくさんあります。でも期限内に持ち主が見つからないものは処分されてしまいます。それを見たお友達が、もったいないな、何かできないかなと考えました。
そこで、世界で最もまずしい中央アフリカ共和国に寄付ができないかと考え、それを学園長室に相談に来てくれました。私はいい経験だから是非やってみてほしいと伝えました。
それから、GW中にお友達何人かが集まって相談をしたのですが、中央アフリカ共和国に繋がる手段がなかったので、日本にもう少し近いカンボジアに寄付をしようということになりました。それを副担任の松岡先生へ相談したところ、先生はすぐにカンボジアの施設に連絡をとろうとしてくれましたが、うまく連絡がとれませんでした。また、海外へ物を送るには多額の送料がかかること、寄付とはいえ、受け取る側も受け取る際にお金を払わなければいけないということがわかりました。
海外に送るのが難しいとわかったので、国内の恵まれない子ども達がいる施設に送るのはどうだろうと考えてくれました。自分たちの住んでいる近くの施設に直接持っていくことができれば、送料もかかりません。そこで、近くの児童養護施設に寄付をすることにしました。
落としものだけでは数が足りないということになり、アッセンブリーで全校に、スポーツディで保護者の方々にも洋服の寄付と、クリーニング代金の募金をお願いしました。その結果、たくさんの洋服や靴、そして13万円の募金が集まりました。洋服はたくさん集まったので、それをフリーマーケットで売って、そのお金も寄付をしました。
この内容を、活動してくれた6年生が作文にしてくれました。とてもいい作文でしたので、後日ホームページでご紹介します。是非読んでみてください。
いつもお話ししていることですが、まず何かを感じること。感じたらそれを考えてみる。そしてそれを計画し、実行するということが大切です。今回はまさにそのお手本でした。
表彰されたのは、6年生の伊東杷虹さん、窪園叶実さん、鈴木ゆわさん、榎本杏美さん、多田愛梨さん、そしてこの活動を支えてくれた松岡先生です。