子どもたちにとって学校という環境は家庭の次に多くの時間を過ごす場所です。その環境をいかに健康的なものにできるか、子どもたちが安心して通え、それぞれの能力を開発し伸ばしていけるものにするかがこの建築のテーマです。
建物のデザインは、常に周りの気配を感じ「安心」していられる空間、「繋がり」を感じられる行き止まりのない空間、人と人が「コミュニケーション」を取りやすいあたたかい空間をテーマにしています。心に作用する「光」も専門家を入れ、細心の配慮をし、心の成長をサポートします。
また、限られた面積を有効に利用するため、一つの「室」が何とおりにも利用できる工夫がされています。
健康面で一番重視したのは空調です。ラジエーターを使った風のない冷暖房を使用します。夏場は森の中にいるような涼しさを感じ、冬場も乾燥した風に吹かれることなく足元からポカポカした温かさを感じます。風がなく静かであること、マイナスイオンが通常より多くなることで、子どもたちは集中して学習に取り組むことができます。
芸術面の環境も重視し、本物の絵画などの芸術作品を日常の中で常に感じられ、生の音楽や演劇、ダンスなどを感じられる環境を目指しています。
12月
相模原市との事前相談(照会申請)を開始
候補地に学校を建てる許可が得られるかが最大の課題でした。
1月
教育委員会から建設を承諾
教育委員会から建設を承諾するとの回答が得られました。
2月
LCA新校舎建設プロジェクトチーム発足
ユニバァサル設計、スピングラス松岡恭子氏と初顔合わせをしました。校舎のコンセプトは「コミュニケーション」。
本物の自然と芸術に触れあえる環境を提供して生きる力をつけていきます。
3月
開発事業基準条例該当の回答が得られました。
4月
事前届(開発に関する標識の設置、近隣説明)に着手
近隣の方々から、保護者の車送迎時の事故、路上駐車、ボールの飛び込みなどに対するご心配をいただきました。それぞれのご意見に誠実に回答、説明をしました。
5月
事前協議申請書提出
新校舎の建築概要書(小学校3階建て、プリスクール2階建て)を提出しました。
6月
基本設計着手
7月
開発行為の許可
相模原市町より開発行為の許可証が交付されました。
8月
土地取得
9月
基本設計完了・建設業者決定
10月
建築家 松岡恭子氏による「建築のコンセプト」講演
11月
実施設計完了
12月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
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