株式会社エデューレエルシーエー

EDURE GROUP

事業内容

副学園長 山口 千恵子

プロフィール

経歴
名前:山口 千恵子(やまぐち ちえこ)
役職:副学園長
出身大学:横浜国立大学
東京都世田谷区生まれ。
先生という仕事
これほど教育関係の仕事にどっぷりつかるとは思ってもいなかったが、とにかく小さいころから先生が大好きだった。幼稚園は相模女子大の付属に通ったが、深い森のようなキャンパスを松ぼっくりの歌を歌いながら歩き回らせてくれた先生は、まるで魔法使いのように何でも知っている人だと感激した。

給食の時間に本を読んでくれた先生も、毎朝、子どもと一緒に走ってくれて長距離大嫌いな私に「誰でも走れるようになるんだよ。」と教えてくれた先生もとても好きだった。記憶の中では、2年間、雪の日も雨の日も、台風の日も傘をさして走った気がするが、さすがにそれは勝手に誇張したものかもしれない。

小6のときは、授業のほとんどを無駄話に費やしていた担任が大好きで、その頃の一番の願いは、先生の話をテープレコーダーにとって母親に聞かせることだった。中学校の恩師はやはり破天荒な国語の教師で、そんな話を子どもに聞かせてよいのかと首をかしげたくなる先生だったが、その後教育長になられ、卒業後30年以上たってから、LCA小学校の認可を受けるときに言葉に表せないほどお世話になった。

こんな訳で大学は教育学部を選択。入学して割とすぐに180センチの黒板を買った。家の空き部屋にこの黒板を打ち付け、近所の子を集めて英語と数学を教え始めた。インターネットなどないあの時代、黒板なんてどこに売っていたのだろう。月謝袋を用意し、教科書を選び、嬉々として始めた教室のことをLCAの塾を始めた時に懐かしく思い出した。
野外活動教育
小学校低学年時代のヒット物語は“ロビンソンクルーソー”文明に見捨てられた孤島で、何もないところから工夫に工夫を重ねて生きるストーリーにあこがれた。大人になってからは長い夏休みを徹底的に利用して、バイクに最小の荷物を積んで北海道を旅した。

持ち物を極限まで減らしながらどうやったら快適な毎日が送れるかを考えた。さらに、塾を始めてからは子ども達との北海道自転車キャンプになった。

小中学生が自転車で移動する。1日100キロ以上走り、へろへろになりながら暗闇の中でテントを張る。毎日誰かのタイヤがパンクし、道に迷い、食料が手に入らない時があり、せっかく買ったパンをキタキツネにとられることもある。

まさに問題解決学習の連続だ。こうして何日も共同作業をしていると、そのグループに強い結束力が生まれる。4年間、夏休みにこのイベントをし続けた。その後、いろいろな旅をし、希少な経験もたくさんしたが、この北海道ツーリングに勝る旅は未だない。

実績

職歴・活動の記録
  1. 1976~1978年:横浜YMCAのアウトドアリーダーとして、子どもたちにスキー、キャンプの指導を行う。
  2. 1978~1988年:相模女子大学付属小学部にて担任教師を務める。
  3. 1988年:相模女子大を退職後、夫、山口紀生が経営する私塾「LCA」の運営を助ける。
  4. 1988年:長野県白樺国際スキー場でスキーインストラクターを務める。
  5. 1988年:第1回 アメリカホームステイ実施(小中学生6名参加)

    行先はロッキー山脈のふもと。受け入れ家庭、アクティビティ、山岳ガイドの手配等すべてオリジナル企画。自ずと他に例のない独自のホームステイプランになった。

    以後、LCAのホームステイは7回行い、行先はアメリカ以外にカナダ、オーストラリアも開拓した。

  6. 1989年:第1回 北海道自転車ツーリングキャンプ実施(小中学生18名参加)

    動力は自分の足、燃料はご飯。来る日も来る日も自転車にまたがり、キャンプ地を目指す。

    過酷な経験の中でかけがえのないものが得られるLCA自転車キャンプが始まった。(注:私はテントその他の備品をトラックに積んで伴走)

  7. 1990年5月:LCA双葉校を開校、校長となる。当初、塾の名前は“LCAチャレンジクラブ”と言い、大きな釣り人の看板をつけた。「うちの子を自然の中に連れて行って鍛えてくれ!」という親御さんがよく訪ねてきた。
    双葉校は英会話スクールを併設した私塾で、学習、英語教育、アウトドア活動を通じて、幼児から高校生までの教育に携わった。

  8. 1990年9月:相模原市千代田に、LCA千代田校開校
  9. 1993年:数学者ピーターフランクルを招いてLCA講演会を開催。

    以後、子ども向けジャズコンサート、子ども向け講演会などを企画

  10. 1996年:「LCA地球人クラブ」を立ち上げて、常設アウトドア活動を開始。
  11. 1998年:八ヶ岳に“英語村”オープン。英語だけで生活する体験キャンプを企画。
  12. 2000年:すべて英語で指導する幼児園“LCAインターナショナルプリスクール”を開設。2004年同園副園長となる。
  13. 2005年:LCAインターナショナルスクールの小学部を開校。
  14. 2007年:インターナショナルバカロレア(IB)シンガポール研修に参加。

    その後日本国内のIB校の研究を進めた。結果、やはりLCA独自の哲学を追求すべきという判断からIBは導入しないことに決定したが、IBの理念はLCAのそれと非常に近いことがわかった。

  15. 2008年:正式な認可を取得し、一条校LCA国際小学校の誕生に寄与した。